ストレスと健康の関係

■健康の維持

健康の維持、病気の快復は基本的には身体の正常な治癒力(免疫力)なくしては成し遂げられない。対症療法を基本とした現代医学の治療法にもおのずと限界はあるのです。
多くの慢性疾患はこの免疫力が低下することによって発病しています。
免疫力の低下を防止し、また、強化するにはそれではどうするのか。現代人の免疫力の低下は、ダイオキシンなどの環境問題や衛生状態が改善しすぎたことなどが関係しているといわれています。

ストレス社会や高齢化もその要因であると思われます。
しかし、これらを十分に避けることは不可能である。したがって、免疫力強化をする工夫が必要となります。
そのためにはやはり、日頃の生活習慣の改善が大切です。つまり、規則正しい生活、食生活の改善、適度な運動、過度な飲酒喫煙を控えるなどが基本です。
その上で、精神的なストレスを如何にうまく解消していくかということが大きな問題となるでしょう。

■ストレスについて

人間のからだは、ストレスに対して抵抗し、防衛しようとします。
このことが、逆にからだに悪い影響を与え、いろいろな変調を起こさせることになるといわれています。つまり、ストレスが加わると、からだは自分を守るためいろいろな抵抗を示します。

生理的には、筋肉の緊張、ホルモン分泌や血圧、心拍数、胃腸運動に変調をきたします。そして、からだの防衛力をストレスが上回ると、胃、十二指腸潰瘍、高血圧、頭痛、頻脈、肩こり、めまいなどといった病変や症状が現れます。
ストレスが加わると、副腎皮質ホルモンが分泌されて、ストレスと戦いますが、これが力尽きると前述のようないろいろな変調、ストレスが病が現れることが分りました。

また、ストレスによって、精神面への影響も起こります。まず、緊張感が起こり、次には怒りっぽくなり、さらに進むと不安状態に陥って、不眠や抑うつがみられることもあります。

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