植物センシンレンについて

センシンレンはついては何度も紹介したとおりくから東南アジアやインド、中国などに伝わるハーブになります。
センシンレンの正式名称は「アンドログラフィス・パニクラータ」といい「センシンレン」いうのは和名での呼び名になります。
おもにマレーシアからインド一帯に自生している植物でして、生産量はインドが最も多く世界一の生産量を誇っています。
ただし、その生産量は2000トン程度とほかのハーブと比較して圧倒的に生産量が低いため、慢性的な不足状態が続いています。
ではセンシンレンはどのようにして栽培されているのでしょうか。実は日本でも沖縄など温暖な地域で栽培されているようにで、決して日本でも栽培が出来ない植物ではありません。
センシンレンの栽培方法について紹介したいと思います。

【センシンレンの栽培方法】

◎環境(土壌)について
センシンレンは十分に日のあたる水はけのよい場所を好みます。土質は特に選ばないので、水はけのいい環境を準備してください。
注意点としては他の植物に日光を遮られないようにして、十分な日光を与えられるよう注意してください。
尚、「土」に関しては市販されている一般的な園芸用の土で大丈夫です。

◎芽出しについて
センシンレンの種は二次休眠しないので、地温が17度あれば何月に播種しても問題ありません。

◎定植について
10cmになってから植え付けてください。近年日本でも夏の暑さが厳しいので、理想としては梅雨前くらいまでに植えたほうがいいかもしれません。
大きく育てたい場合はそれなりの株間をとってください。

◎水やりについて
水をあげ過ぎると育ちませんので注意してください。水やりは適度で十分です。土の表面は常に乾燥気味にしてください。その栽培地の地力にもよりますが、葉に勢いが無くなってきたら水を上げる程度にしてください。
降水量が多い地域ではそのあたりも考慮した場所や方法で栽培してください。

◎肥料について
肥料はあまり必要ないですが、毎年春くらいに追肥をあげてください。

◎受粉について
毎年5~6月頃に開花します。3月に播種したら、翌年の5月に花が付きます。湿度が高い日本では花粉は飛散しないので、雌株の珠孔管に花粉をつけた葯を接触させて受粉させてください。

◎剪定について
剪定は必要ありません。

◎収穫について
ある程度の大きさになったら刈り取ってください。あまり取りすぎると光合成が出来ず株が育たないので、注意してください。

◎冬越しについて
基本的に一年草なので、冬になれば枯れます。

◎増やし方について
種で簡単に増やせますが挿し木では増えません。

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